第5回 紫苑ステークス GⅢ
中山 芝2000m 秋華賞トライアル
紫苑Sは、3着以内の入着馬に秋華賞の優先出走権が与えられます。
GⅢへ格上げされて、5回目の施行となります。
関西の実力馬の東上も、増えてきている印象です。
今年の紫苑S出走馬では、関西馬が4頭。オークス3着馬、古馬相手に2勝クラスを勝利した馬も参戦しています。
関東馬は、春のトライアルでの実績馬が休養を挟んで立て直した馬達が主力となるでしょうか?
中山競馬場は、雨が降り続くようなら「重」あたりまで悪化する可能性もありますが、上位人気の馬は、馬場もこなせそうな血統背景でもあると見ていますが。
開幕週ですが、馬場状態も加味するとタフな経験のある馬、あるいは適正が向いているであろう馬をチョイスしたいですね。
⑧ミスニューヨークは、前走重馬場での福島芝1800m戦の2勝クラスを勝っていて、過去には条件戦勝利後の昇級馬が上位を独占した事もありましたが、今年は、春のトライアル好走馬が多いので、馬場適正を味方に付けてどこまで・・といった所でしょう。
⑰ウインマイティ―は、オークスから引き続き和田竜騎手騎乗で、賞金的には秋華賞に問題なく出走出来るハズですので次走を見据えた仕上がりだとは思いますが、タフな馬場での「忘れな草賞」は強い勝ち方でしたし、脚質込での安定感では最上位。
重馬場の桜花賞で8着だった、⑩マルターズディオサですが馬場適正というよりは、チューリップ賞を勝った反動もあったのではと思っていて、桜花賞は関東馬ながら栗東での調整でしたし、オークスも馬体重を減らしての出走でした。
今走は、フレッシュな状態で関東圏の競馬。キズナ産駒でパワーのいる馬場はこなせる範囲では。
⑪スカイグルーヴ、⑯シーズンズギフトの2頭は、ノーザンファーム生産馬のエピファネイア産駒。ルメール騎手が選択した馬を上位に取るのが近年でのセオリー。
②マジックキャッスルは強力な末脚が武器で、オークスでは直線でデアリングタクトに進路を塞がれて後手を踏む不利がありながらも上り3ハロン2位の末脚でゴール前での加速では目立った一頭。
ディープインパクト産駒の牝馬、好成績の国枝厩舎。今走は多頭数の内枠を後方からどうさばくか?
条件戦を勝ち上がってきた、勢いのある馬達もレース内容が良い馬もいますし権利を取らないと秋華賞への切符が穫れないので勝負掛かりでしょうが、今回は春の実績馬の巻き返しを期待して狙い馬を絞りたいと思います。
◎ ⑩ マルターズディオサ C
〇 ⑰ ウインマイティ
▲ ② マジックキャッスル
注 ⑯ シーズンズギフト
△ ⑪ スカイグルーブ
△ ⑥ ラブュ―ライフ
△ ⑫ クロスセル
△ ⑭ チューンオブラブ
☆ ⑧ ミスニューヨーク
2400mよりは、2000mが向くタイプでしょうし、急坂も苦にしないタイプ。今走は、前哨戦での気楽な5~6番人気。春の実績からすると人気の盲点になっているような気がします。
マルターズディオサを見直します。
まとめて、差し切られても驚かない②マジックキャッスルもオッズ次第では単勝も。