2020 第40回 ジャパンカップ展望 ④
3冠馬陣営の調教師のZoom会談では、実績、勢い、貫禄、気負いも無く、いざ勝負と言う落ち着き払った名トレーナーの振る舞いが印象に残りました。
3強が、内枠になりましたね。
それぞれ、出走枠には好印象らしいので本当に、どうなるのかワクワクします。
有利なローテションか?ジャパンカップのトレンドに乗れ
デアリングタクト
秋華賞後は、ジャパンカップ出走が既定路線だったようですし、3強の中では一番間隔にゆとりのあるローテーション。
オークスでは、直線窮屈になりながらも、他馬を弾き飛ばす勢いで進路をこじ開け出色の末脚で一気の差し切り勝ち。
秋華賞は展開も向きましたが、オークスからプラス14㎏の馬体重でも楽勝でした。
ジャパンカップは、秋華賞経由の3歳牝馬は好成績で2年連続連対中。
ローテが有利なのか?、1枠が有利なのか?、両方でしょうかね。
今年の松山弘平騎手は、キャリアハイのペースで勝利を積み重ねて、経験とフィジカルが高レベルでリンクして安定しています。
道悪の桜花賞でのパフォーマンスも抜群でしたし、大幅距離延長となるオークスもあの末脚。
例年よりやや時計の掛かる東京コースに、勿論克服済の再度の距離延長ローテ、53㎏。
牝馬路線ですから、戦ってきた馬のレベルを比較してみると、2強とは当然の如く差はあります。(レイパパレが秋華賞に出走していたら?・・・運も実力の内です。)
オークスのパフォーマンスは見事でしたが、ジャパンカップとなりますとポジション取りによっては、恐らく彼女より前でレースを進めるであろう先行馬は流石に強力すぎます。
土曜日の開催を確認してみないと馬場傾向は把握出来ませんが、デアリングタクトにやや味方するのでは?と見ています。
アローワンスと成長力は魅力的に映りますし、開業5年目にしてリーディングトップ10入り、3冠ステーブルとなった杉山厩舎の手腕で頂点へ導くのか。