明日は、阪神競馬場は良馬場での開催となりそうですね。今週はAコースからBコースへと芝コースは変更になっています。馬場は内外のコース取りや、前後の位置取りの有利不利等傾向を観察したいですね。
案外、例年通りのタフな馬場にならない可能性もあると思っていますので、傾向は掴んでおきたい所です。
東京競馬場、函館競馬場は、前日情報では芝&ダート共に稍重~不良となっておりますので、明日の天候次第でどの程度まで回復するのかも注意していきましょう。
特に、函館競馬場は芝コースが悪化するとタイムが極端に遅くなるかもしれません。
阪神 2R 3歳未勝利 ダート1800m
⑬ モリンガ B
モリンガは、馬体重480㎏台の馬格のある牝馬です。前走は7戦振りにダート戦に出走しました。
好スタートをきり、鞭も入れながら最初のコーナーへと進みましたが逃げる事は出来ずに1コーナーでは6番手、バックストレッチ~4コーナーにかけて最後方までズルズルと後退してしまいます。
2枠2番からブリンカーを装着しての発走でしたが、馬群の内で揉まれて少し怯んでしまったのかもしれません。
直線に入ってからは、上り3ハロン2位の末脚を使いましたが、1.7秒差9着へ敗れました。
5走前の芝戦からは先行して好走の兆しもあったので、今走は、7枠13番と外枠から好走歴のある岩崎騎手に乗り替わって砂を被らず先行して出来れば、逃げて欲しいと思います。
③グレースルビー、④タマモパッションの2頭も前走から上積みがありそうなのですが、この2頭よりも前で、⑮メイジュシンワとの先行争いを上手く乗り切って欲しいですね。
東京 2R 3歳未勝利 ダート1600m
⑮ セレーネグランツ B
加藤征弘厩舎の東京ダート1600mは、本当に優秀な成績で、今開催でも、ヘライアが7番人気でしたが、芝からダートに替わって未勝利戦を鮮やかに勝ち上がっています。
東京開催最終週には、セレーネグランツが出走してきました。
前走は、3.8秒差の13着と大敗してしまいました。スタートは悪くはありませんでしたがダート部分に入ってから徐々に馬群後方へと位置取りを下げてしまいました。特に不利があったようには見えませんでしたが、レース展開は前残りでしたし今回は外枠を引いて、好走時の田辺騎手への乗り替わり。
加藤征厩舎の好走ゾーンの馬体重には少し足りない馬格の牝馬ですが、牝馬限定戦ですし、足抜きの良いダートで前進が見込めると思います。
函館 4R 3歳未勝利 芝1200m
⑧ カウイダンス A
前走も函館1200mへの出走でしたが、1600mからの距離を短縮するローテションでした。
まずまずのスタートを切って、1200mの流れには乗れているようには見えましたが、最終コーナーでポジションを下げてしまい、直線は内を付いて追い上げましたが、0.5秒差5着に敗れました。
今走は、もっとスムーズに先行出来るハズですし、キズナ産駒ですから馬場が渋ってパワーの必要なレースとなれば一押しが効くのではと思います。
東京 7R 3歳以上1勝クラス ダート2100m
⑤ ユメノサキ C
前走は8頭立ての少頭数のレースでしたが、バックストレッチでポジションを徐々に下げ直線では内を付き、上り3ハロン3位の末脚を使いましたが5着でした。
今走は、3歳馬が半数以上出走するレースで、人気の中心もその3歳馬達。
今年の3歳馬はダート路線のレベルも全体的に高い可能性がありますし、好調な馬も数頭いるようなので勢いに押されてしまいそうですが、2018年、2019年の6月の東京ダート2100mで2連対していますので、得意条件に替わっての好走に期待です。
5歳の騙馬去勢明け初戦となりますが、今回好走されてしまうと少しショックなので推奨馬としてアップする事にいました。
当日の馬体重の増減や、発汗などパドックでの雰囲気を確認したいところです。
阪神 9R 出石特別 芝1400m
⑨ ラルムドール B
前走は、距離を短縮しての芝1400mへ初出走。1枠2番から好スタートを切るも先行争いが激化しました。
上位4頭を、3~4コーナー二桁位置取りの追い込み馬が独占するレースとなりました。
ラルムドールは、内で包まれながらも先行勢の中では再先着と見て良いでしょう。
そして直線ではかなり窮屈になる場面もあり、今回も出走してくるラインジェットと共に内埒沿いを並走する形でゴールしました。
今走⑮ラインジェットも、しぶとく内から脚を伸ばして見どころのある内容だったと思いますが、Bコース替わりで5枠から先行出来れば、ブリンカー効果が今回あるかもとの期待を込めて、ラルムドールを上に取りました。
新馬を勝利した時のルメール騎手に乗り替わって、ここは好走を期待します。
函館 12R 檜山特別 ダート1700m
① バンクショット B
人気になって、先行して好走して来た馬ですが、クラスが上がってからは後方からの位置取りレースになっています。
前走は、7枠からまずまずのスタートを切りましたが、内から先行した他馬を被せるほどスピードには乗れませんでした。
バックストレッチで、手ごたえが悪そうに見えたタイミングで、後方から捲るように3コーナーへ進出した2頭に釣られて全体のペースが急変。
ポジションが後方へ自然に下がる形になってしまいました。
4コーナーから直線に向いての加速に於いては、更に後方から馬群の外を通ってきた1.2着馬には劣りましたが、自身も上がり3ハロン3位の末脚を使っています。
1枠から、スムーズなレース運びで連闘使いが実を結ぶ事を期待します。