第54回 スプリンターズステークス
春のスプリント王快速馬②モズスパーフレアを、差し切れる馬がいるのか?いないのか?
前走は明らかに余裕残しも、ゲートを出てから松若騎手が余り押っつけなくても、直線1000mを経由してきたジョーカナチャンやラブカンプ―にスピードの性能の違いを見せつけるダッシュ力とペースでレースを引っ張りました。
中山コースの方が、前半更にスピードに乗りやすいと思いますし55㎏と斤量も軽くなってセーフティーリードのまま直線へ向く可能性が高いです。
昨年と同様のローテーションですし、状態の良さも伝わってきていますね。
昨年のスプリンターズSでは、タワーオブロンドンに33秒5の末脚で差し切られてしまいましたが、相手関係云々ではなく自分の競馬に徹して残せるか?どうか?松若騎手とのコンビも相性バッチリで、期待は高まります。
仮想タワーオブロンドンなら、藤沢厩舎の遼馬⑩グランアレグリアですが、タワーは数戦を費やしスプリント戦へのマネジメントを行っていましたが、グランの場合は休養明けのフレッシュなローテが得意とはいえ、1600mからの短縮ローテ。
アーモンドアイを破った安田記念は、価値の高いGⅠ勝利である事は間違いありませんが、初コースの中山競馬場の1200m戦で、追走に苦労する場面は想定しておきたい所。
身体能力とセンスそして鞍上がルメール騎手ですから、上手くスタートを切って先団に付けてアッサリ・・の結果もアリでしょうけれども、ここでは少し評価を下げてみます。
土曜日のレースの印象では外枠から差し馬も届くようになってきてはいますが、今年は上りの掛かる馬場状態でもありますので、果たして届くか否か。
③ダノンスマッシュは、乗り替わりが物議となっていたようですね。人情的には私も?がつきますが、昨年のレースはルメール騎手に上手く蓋をされてしまい直線後手を踏んでしまいましたが今年はもう少し前付けして進めるでしょうし、1200mの良馬場なら安定している実力馬です。
この3頭のハードルは、かなり高いと見ていますが、モズスパーフレアのペースで進めば自身は馬券圏内に残しても無欲の追い込み馬が割って入る事も少し期待して馬券を組みます。
⑥ライトオンキューは、勝てばゴドルフィンの3連覇です。馬格もあって良血の持ち込み馬で前走は、差し追い込み決着のレースを4コーナーでは早めに仕掛けて2着と力を見せています。坂のあるコースも、こなしています。
前走は人気を裏切ってしまった⑨ダイアトニックですが、道悪の内枠で武豊騎手も最後は無理をしていなかった様子で、ノーカウントでも良いでしょう。ただ豊騎手で出走して欲しかったとは思いますが・・
⑬レッドアンシェルは、前走でモズを楽々差し切ってGⅠに備えて放牧。福永騎手の進言でのブリンカー着用だったそうですが効果抜群でしたね。乗り替わりがどうか?とは思いますが、ミルコ騎手で当然一発狙っているハズですし外枠の方がブリンカーの効果も期待出来ます。
前走が余りにも鮮やかすぎた差し切りでしたので、再現性があまり高くない状況ではありますよね。
⑭エイティーンガールの前走は、上り3ハロン最速の末脚で直線一気のごぼう抜き。上り2位のディメンシオンよりも0.4秒も速い末脚でした。馬場適正が嵌ったにせよ魅力ある追い込み馬の一頭。鞍上はGⅠでは騎乗馬の人気に関係なく常に警戒必要。決め打ちが嵌れば。
前走キーンランドCで騎乗していた、ヤマカツマーメイドが実は面白いと踏んでいたのですが、除外となってしまいました。ここで?
⑯アウイルアウエイは、平坦コースが向くタイプと見ているのですが、松山騎手に鞍上が替わって馬群を割ってこれれば間に合う可能性も。
⑦ミスターメロディは、坂は問題ない馬と見ていますが左回りで直線が長いほうが向くタイプでは?と思いますがスプリントGⅠ馬でもありますし、叩いて状態アップ。福永騎手に戻りますが、昨年以上があるか?どうか?
◎ ② モズスパーフレア B
〇 ⑩ グランアレグリア
▲ ⑬ レッドアンシェル
注 ⑦ ライトオンキュー
△ ③ ダノンスマッシュ
△ ⑭ エイティーンガール
△ ⑯ アウイルアウェイ
☆ ⑦ ⑮ ⑨