GⅠ 第25回 秋華賞
2戦目のエルフィンSでは、3歳のOP競争ですし取り立てて濃い出走メンバーではなかったとは言えますが、残り3ハロン地点で先頭と1.1秒差の後方から、上り2位の末脚の馬との比較で0.9秒速い末脚を繰り出し、2着に0.7秒差での勝利。
桜花賞候補かな?と思っていましたが、桜花賞へ直行して勝利しオークスまで勝ってしまうとは。デアリングタクトが無敗の3冠牝馬となるのか?期待が膨らみます。
ローテーションに於いては、ノーザンファーム生産馬がオークスからの直行ローテーションで2連勝中。
ノーザンF生産馬ではありませんが、間隔を開けたローテーションで連勝中ですし調教の評価も高いようですので克服してしまうでしょう。
馬場状態に関しては、桜花賞で道悪は克服済で、やや外伸びの傾向も一押しがありそう。
直線の短い内回り2000mの舞台設定で、内で包まれて末脚不発?の懸念も、7枠13番でその心配はなさそう。
先行馬を残してしまう場合があるか?
可能性は無くはありませんが、デビューからの2戦の京都戦では抜けて速い上り3ハロンの末脚を繰り出し楽勝していますから、加速力で抜け出してしまうでしょう。
3冠牝馬となって、今後古馬に挑戦していって貰いたいですね。
相手には、紫苑S組を中心に取ります。
差し組から、⑤ウインマイティは余裕残しで右回りを求めてのレースでしたが立ち遅れて外を回す形でした。⑫マジックキャッスル、⑯パラスアテナも同様の展開でした。
ローズS組は、今年は中京2000mからのタフなローテーションで紫苑Sからは1週少ない間隔で、鮮やかすぎる変わり身を見せた②リアアメリアは少し疲労が心配。
再度、内枠からの発走となり恐らく先行する形となるでしょう。2歳時での末脚と引き替えに好位先行。揉まれた場合には凡走の可能性もアリかと、川田騎手がどう騎乗するのか?
逆に、強行軍となって凡走した⑪フィオリキアリ、勢いのある⑦ムジカ、⑭オーマイダーリン。
オークスからの直行組は、⑰ウインマリリンは2000mを3勝しているオークス2着馬ですが、フローラSからオークスへの有利なローテーションでの好走後。
ならば、外厩施設の優位を見込んで、⑨サンクテュエ―ル、①ミヤマザクラを。
⑧ソフトフルートは、前走条件戦ながら圧勝して末脚も秀逸なディープ産駒。
デアリングタクトをマーク、或いは本気で負かしに行く馬達よりは無欲の人気薄の差し馬に妙味を感じます。
手広く。