G1

G1/回顧/宝塚記念

稍重馬場の外々を回って4コーナー先頭から、上り3ハロン1位の末脚で2着馬を1秒ぶっちぎり、上り3ハロン2位との差も0.9秒。その2着馬は3着馬に0.8秒の着差を付けているのですから、クロノジェネシスという馬に本命を打てない予想に弁解の余地がありません。

今週末また、この現実を真摯に受け止め精進していきたいと思います。

春のグランプリ優勝馬は、クロノジェネシス

 

馬場の状態を味方に付けた等々関係なく、仮に良馬場で行われたとしても今年の春のグランプリホースになっていたのではないでしょうか。

バゴの産駒ですし、出走が可能であれば凱旋門賞に行って欲しいですよね。

エネイブルとの女傑対決 or 秋の日本の王道路線での、vsアーモンドアイ

いずれにせよ、リスグラシューの引退後すぐに桁外れの強さを持つ牝馬が現れるとは本当に素晴らしい事です。

またデビューから、ここまですべて北村友騎手の手綱で出走を続ける今時にしては希少な事象ですが素晴らしいタッグであると言えます。

レジェンドに導かれリーピート好走・キセキ

 

パドック映像の周回を見て、キセキは凄く良く見えました。

私は、馬体を見て好走するような馬を見極めるスキルなどありませんが、⑬ダンビュライトが順番通りに周回せずに、⑫モズベッロの後ろを周回していたキセキですが、⑫モズベッロとの比較で迫力ある力強い踏み込みが印象的でした。

道悪馬場は、キセキにとってはプラスに働いた事は確かだと思いまが、菊花賞馬&JC2着馬で昨年の2着馬の底力を思い知らされる事となりました。

ただ、お父さんルーラーシップ級の大出遅れ癖が完全に矯正された結果が今回なのか?今走の2着で私的には、今後の取捨に非常に迷う悩ましい馬になってしまいました。

お父さんの現役時代を知っているだけに・・・

レーン騎手の剛腕でも・香港G1馬はスタミナ切れ?

 

にした、③グローリーヴェイズですが、

ゲートタイミングが合わずに出遅れてしまった時点でこの馬のレースにはならないな?と思いました。

3コーナー過ぎから、クロノジェネシスキセキの直後を同じコーナリングスピードで走っていてもレーン騎手の手は激しく動いていましたし、4コーナでは、モズベッロサートゥルナーリアには一瞬で置き去りにされてしまいました。

過去最長のレース間隔で過去最高馬体重でしたし、稍重発表の馬場でしたがもう少し重そうな芝に見えましたから、スタミナ切れしてしまったようでしたね。

良馬場でなら次回番組によっては見直しても良いとは思っていますが、直線では歩いてしまっているような大敗でしたし、暮れの香港に再度出走となればリピート好走の可能性はありますが、日本ではそこそこの人気になってしまうと思いますのでどうしましょうか?と言ったところです。

大型馬でも道悪は苦手

ブラストワンピースは、枠なりの好スタートからクロノジェネシスと馬体を合わせるように先団へと取りついていきました。クロノジェネシスと比較すると、少し力んで走っているようにも見えました。

札幌記念を勝ってはいますが、梅雨特有の蒸し暑さが合わないのでしょうか?

川田騎手は、「こういう馬場は苦手」とのコメントだそうですが、あそこまでとは・・

本命、対抗の馬が、17着16着とブログアップした最初のG1の結果がこれでは、先が思いやられると言うか、情けない結果でした。

各馬の検証と精査にもっともっとパワーを注ぎ込みます。

オーナーの勢い!秋の大舞台でも要注目

 

3着のモズベッロは、天皇賞は最内枠から出し気味にスタートした後は頭を上げたり、首を振るような鞍上を煩わすレースで7着だったのですが、このような馬は時々道悪で突如折り合ったりするので不思議な事です。

池添騎手もG1での大舞台では常に警戒の必要な騎手ですね。

モズのキャピタルさん、今年のG1を4戦。ベッロ、フレア、アスコットが出走して2勝3着1回。それそれ矢作厩舎、音無厩舎、森田厩舎という「馬主パワー」。

素直にあやかるべきでした。

まだ4歳、キセキ同様厩舎の底力で秋に反撃

 

サートゥルナーリアは、軽視しましたが4着。力は示したと思います。

スタートしてからの9ハロン目が「11.9秒」と0.5秒も一気にペースアップした所ではすでに、自然と1、2着馬を含め外側にいた馬の列に軽く蓋をされたような位置になりました。

この9ハロン目の加速を、1、2着馬は、ほぼ馬なりで馬群の外を加速してコーナリングしていますから、この時点で置き去りにされてしまいジ・エンドとなってしまいました。直線ではこの馬も脚を伸ばしていますが、坂の辺りでよれたりしていましたので道悪も堪えたのではないでしょうか。

私は東京で見直す可能性アリなのですが、騎手が誰になるか気になりますね。一人乗ってみて欲しい騎手がいるのですが・・・

まとめ

・格のある牝馬、8枠でも十分に好走可能。

・大阪杯組を要注目。

・天皇賞組は、人気で負けた馬。

・春G1シリーズの締めくくり、それぞれの勢い重視。馬主・騎手・厩舎・血統。

※ 来年は、また強い4歳牝馬が出走する可能性がおおいにアリ。馬券の中心か?