回顧

回顧/7月4日/5日

CBC賞のグランドロワは逃げられませんでしたね。あれでは持ち味が生きないと言うのはこのレースではっきりしましたね。

勝利したラブカンプ―は同枠でしたが、斤量差もあったでしょうが抜群のスタートを決めて逃げきってしまいました。

3走前高松宮記念は18番人気16着、2走前は地方交流ダ1400m、前走は新潟直線芝1000mと凡走続きが、今走の51㎏ハンデに繋がったとはいえ、立て直しに成功した陣営の手腕の勝利でしょう。

好調が持続するタイプで、連続好走しても余り人気にならないタイプですので、スプリンターズSまで要注目の一頭です。

斎藤新騎手も、けれんみの無い逃げでの初重賞勝利おめでとうございます。

馬場を味方に、逃げ馬を狙え!

 

逃げ馬候補が複数いる場合は、斤量の軽い馬の方がスタートでは有利なのは少し考えれば当たり前の事ですよね。

グランドロワは、前走1400mを仕掛けて先頭を奪いましたが、新潟芝1000mを使ったラブカンプ―とではゲートを含めダッシュ力では劣っていました。

今開催の阪神芝コースは、先行有利な状況が続いていて最終コーナーを先団で回ってきた馬の好走が本当に目立ちます。

ノーワンは、最後方から上がり3ハロン最速の末脚で追い上げるも、勝ち馬は遥か彼方。

次走もまた注目したいですが、直線は目立った脚でしたので予想以上に人気になってしまいそうです。

目に付いたのは、エイシンデネブアウィルアウェイの2頭も後方から展開が向かなかった馬達。

次走も注目しておいた方が良いと思いますが、馬場の傾向等注文が付く脚質だけに好走する場面が先か?、勤続疲労が先か?といった所でしょう。

スタート後の不利?で、想定外の位置取りに

 

日曜日推奨のエアハンコックは、14番人気で14着。

あわよくば逃げて欲しいと期待していたのですが、なんと最後方からのレースとなってしまいました。

スタート直後にレースが終わってしまいました。

前走はダート1400mに出走したのですが、芝スタートのコースでそこそこ先行できていましたから、今走はもっとイケル可能性もあると踏んでいたのですが、両隣の馬のゲートが速く、直後に挟まれているようにも見えますが、これもレーシングインシデントで仕方がないですね。

巧者も、好調馬のマイペースに屈する

 

巴賞のカリビアンゴールドは道中2番手を難なく追走して直線に向きました。

ゴドルフィン2頭出しでしたので、もっとタイトに付いても良かったのではと思いますが、逃げたトーラスジェミニは、道悪のエプソムCよりも遅いペースでレースを作りましたので良馬場の今回で楽な展開だったのではないかと思います。

2着は欲しかったと思います。

トーラスジェミニは、函館記念に出走の場合の取捨の際には、上手に付き合いたい一頭となりそうです。

勝ちきれない人気馬のハズが・・

 

土曜日の2頭は、共に1着を期待した馬達でしたが、揃って2着となってしまいました。

エルバルーチェは、ルメール騎手乗り替わり効果か?(前走、藤田菜々子騎手も人気妙味の無い騎手なのですが)単勝1倍台の1番人気となってしまいました。

ルメール騎手騎乗の1番人気を推奨して馬券を当てても、何の自慢にもなりませんし、前日段階での想定では、勝ちきれない1番人気マスターワークに対して、妙味ある2番人気のつもりでしたので、当日は嫌な予感しかありませんでしたが、予感は的中してしまいましたね。

ルメール騎手にしては、道中のポジションがやや後ろ目だったように感じました。来週函館での騎乗であればもう少しアジャストしてくるのではないかと思いますが、勝率では札幌>函館が基本の騎手ですので頭の片隅にでも置いておきましょう。

マーブルサニーは、こちらも勝ちきれないピクシーメイデンが相手とみて差し切りを期待していました。

山田騎手も色気をもっていたハズで、今走は先団から離れず3コナー手前からピクシーメイデンをマークする形で進めましたが、藤岡佑騎手よりも仕掛けが一瞬遅れた事もあってか、最終コーナーで少し外に振られてしまい1.5頭分程内を回って直線を向いたピクシーメイデンにセーフティリードを許してしまいました。

藤岡佑騎手は、全場の中でも函館競馬場が最も勝率の良い競馬場で(過去3年)、ダート1700mは芝2000mに次いで勝率の高い条件ですので、ここでも勝利騎手となりましたね。

どちらも施行条件の多いレースですので残りの函館開催でも活用できるように憶えておきましょう。