2020 第40回 ジャパンカップ展望 ②
土曜日まで、出走馬の妄想を出来る限り記事にしてみます。
お暇なら、お付き合い下さい。
レコードホルダーが有終のラストラン
アーモンドアイ
現役牝馬にして伝説の女傑・稀代のGⅠコレクターですね。
前走、天皇賞秋ではクロノジェネシスの世代交代劇を期待していましたが、難なく退けられてしまいました。
馬なりで先行出来て、最後はメンバー上位の上りを使える。コレ最強。
天皇賞・秋では、直線どの馬よりも追い出しを遅らせて、直後左へヨレるもルメール騎手は即座に左鞭へ持ち替えて一発振るうと、馬体を併せにいってゴール前まで気を抜かせない流石の技術。
過去最高馬体重の出走でしたが、間隔を空けたローテションとはいえ、GⅠレースばかり11連戦(今回のJCで12連続)してこの戦績ですから、シルクの一口会員さんは〇〇〇〇でしょうね!
ここが、ラストラン。
僚馬カレンブーケドールも出走する国枝厩舎は、秋華賞でマジックキャッスルがデアリングタクトの2着。
菊花賞では、サトノフラッグがコントレイルの3着。
何れも着差はありましたが、力量を測れる物差しは持っていると考えて良いでしょう。
鞍上は、GⅠ無双騎乗のクリストフ・ルメール騎手。
短期免許で来日している外国人騎手不在のジャパンカップで、余裕のエスコートか?
レコードホルダーでもある東京芝2400mコース。有終のGⅠタイトル記録更新の可能性は高いですね。
重箱の隅をつつきましょう
本当は、香港Cでのラストランを狙っていたのでは?と思うんですよ。
この秋の目標は、GⅠ勝利数の記録更新で、天皇賞秋の勝利にまずは全力。(全力では無かった可能性は勿論あります)
ジャパンカップは既に手元にあるタイトル。
香港は、昨年のリベンジの意味合いもあるでしょうし、何より今回よりは、ゆとりローテで調整できます。
そして、今年のノーザンファーム生産馬は、1頭もクラシックを獲れませんでしたし、しかも牡馬・牝馬の無敗の3冠馬が誕生。その3歳馬達が、早々にジャパンカップの出走を明言していました。
JCでどちらが勝つにせよ、年度代表馬級の実績馬になりますし、ココで土を付ける事が出来る&勢いを止められるのは、やはりアーモンドアイしか居ないと・・・
今年は、クラシックに加えてジャパンカップまで持って行かれる訳にはいかんでしょう!!
国枝調教師の出走意欲が多いにあった?等々、諸説あるようですが・・・
楽勝だった(調教替わり?)ヴィクトリアマイルから中3週での安田記念は、敗れた相手はグランアレグリアだったとはいえ、間隔を空けたローテで好走してきた馬である事は事実で、詰まったローテも影響はあったのでは?
今回の、中4週ローテがどうなのか?どんなに強い馬でも確実に加齢による変化は、いつか必ず訪れるハズ?です。
天皇賞・秋では、着差は僅かでもまだ余裕があったようにも見えますが、フィエールマン&クロノジェネシスはスタート直後に接触して後手を踏んだ少々の不利もありました。
2011年のブエナビスタの勝利以来、過去10年で、5歳牝馬の出走歴は余りないのですが、2014年のライアン・ムーア騎手騎乗でのジェンティルドンナは、1番人気で5着と敗れています。
東京競馬場の芝コースが先週からCコースへとなりましたが、見た目にも傷んでいるように見えますし、開催前半の荒天が影響して例年よりは荒れた馬場で、時計もやや掛かっています。
週中は雨予報もありますし、レコードを記録した年のジャパンカップのような馬場では無いでしょう。
相手は関係無く、環境が向く舞台となるか?も気になる所です。